最近のクリニックには、禁煙外来や肥満外来があったりと以前は病気として病院へ行くものではなかったことに関しての治療や相談窓口が増えてきています。

そんな中、風邪を引いて内科へ行っただけなのに、なぜか「ハゲ治療」を進められたという話を聞く事があります。

クリニックの待合室には、大きく「AGA」と書かれたポスターも貼られ、薄毛、ハゲ治療を押しているところも少なくありません。

このAGAとは、なんなのでしょうか。

そんな、AGAの基礎知識についてまとめました。

AGAとは

AGAとは、Androgenetic Alopeciaの略で、日本語で言うと「男性型脱毛症」です。

この脱毛には、額から後へ向かって後退していく形と、頭頂部が薄くなりその薄い部分が徐々に広がっていく形とがあります。

また、人によっては、額からの後退も頭頂部の薄毛も両方始まり、やがてつながっていくということもあります。

なぜAGAになるの?

AGAは加齢や遺伝によるものが多いと言われていますが、原因は様々です。

加齢の場合は、老化と同時にやってくる自然なことですが、20歳でこのAGAを発症する人も少なくありません。

そこには、ストレスや不規則な生活などが原因していると考えられてはいますが、化学的な根拠はないと言われています。

ただ、このAGAを引き起こすメカニズムは、男性ホルモンであるテストステロンがジヒドロテストステロンに変化し、発毛を阻害するというものです

AGAは進行する?

AGAは、発症してから放置しておけば進行するばかりです。

そのスピードは速くはありませんが、確実に進んでいきます。

額からの場合は、後ろへ後退しやがて頭頂部までということもありますし、頭頂部からの場合もその範囲は広がり産毛しかない様な頭頂部へと変化します。

何もしなければ、平均的には5年で頭頂部のほとんどの毛が無くなったような状態になります。

AGAと見分けるには?

人の発毛にはサイクルがあります。

AGAはこのサイクルが乱れ、健康的な髪を保つことができなくなった状態です。

発毛サイクルは、普通3段階でおこなわれます。

1、成長期:この時期は、毛穴から髪の毛がどんどん伸び2~6年かけて太く濃く成長していきます。

2、退行期:この時期は、髪の毛が伸びたり太くなったりする力が弱まります。約2週間ほど続きます。

3、休止期:この時期は、3か月ほど続き髪の毛の成長が止まります。

この3つのサイクルを繰り返し、髪の毛は生え変わっていきます。

そして、健康的な髪の毛が頭皮にある状態を維持します。

ところが、AGAは、このサイクルが乱れ、特に大事な成長期に異常をきたしてしまいます。

そのため、本来なら2年~6年かけて、太く濃く伸びなければいけない髪の毛が、早い段階で抜け落ちてしまうので薄いまま無くなってしまいます。。

そのまま、退行期、休止期を向かえるため、髪の毛が育つことなくどんどん薄毛へと向かってしいまいます。

自分の抜けが細くて短い場合はAGAの可能性があります。

また、生え際や頭頂部が以前よりも薄くなってきたという場合は、AGAの可能性がより高まります。

AGAは治療できる

上記にある様に、最近のクリニックではAGA治療を進めるところが増えてきています。

それだけ、AGAは治る可能性が高いということです。

治療方法はクリニックによって異なります。

20代でAGAになってしまう場合は、ストレスなどが大きく原因していると考えその原因から改善していくこともあります。

また、血流の悪さを改善しながら、AGAの専門治療をおこなっていく事もあります。

ただ、AGAの直接的な治療は、一番の原因であるジヒドロテストステロンの働きを抑制する薬の服用がほとんどです。

この治療薬の服用は長い目で見ることが多く、しっかり続ける人の多くは3年以上継続します。

副作用は?

男性ホルモンの一種でもあるジヒドロテストステロンの働きを抑制することで、男性らしさや男性としての大事な機能が低下するのでは?

と思う人もいるようですが、それらを保つため重要なのはテストステロンです。

AGA治療薬でテストステロンの働きを抑えてしまう事はないと言われています。

ただ、頭痛や腹痛、下痢、胃の不快感、強い眠気などの副作用は多くの人にみられます。

必ず効果は出るの?

クリニックで処方される薬の服用となれば、「治る」というイメージで「すぐに抜け毛が治まり、髪の毛が生えてくる」と思う人も少なくないでしょう。

ところがAGA治療薬を服用しても、上記にもあるように多くの人が長く継続していてすぐに効果を実感しているわけではありません。

半年の服用で抜け毛が治まったと実感する人は25%、全く効果がなかったという人も25%という結果も出ています。

また、残り50%の中には何らかの効果を実感はしたが、思い通りの結果ではないと言う人もいるようです。

効果と副作用や、安全性などから考えてAGA治療は慎重に進めたほうが良いでしょう。

ただし、AGAになってしまえば育毛剤やサプリメントを使っても意味がありません。

AGAは早めの対策が必須!

クリニックによる治療やシャンプー、育毛剤などでのケア、サプリなどで薄毛ケアをしている人は多い時代です。

AGAは、発見してからは進行する一方です。

早い段階から対策を取らなければ、数年後には「見るも無残な」ということにもなりかねません。

副作用や効果の高さなどをしっかり考慮して、治療にするのか、自分でおこなうケアにするのか決め、どちらにせよAGAは早くからの対策が必須です。

自分の薄毛具合や体質などに合ったケアをとりいれていきましょう。

まとめ

AGAは、多くの日本人男性が通る道でもあります。

ただ、それを気にするかしないかは本人次第です。

薄くなってしまう自分を悲しむのなら、薄毛対策をして少しでも太く、少しでも濃く毛髪を保ちましょう。